今回、和光市にある「新倉ふるさと民家園」を訪れました。
和光市駅から徒歩約10分。住宅街を歩いていると、目の前に現れる大きな茅葺き屋根の建物が印象的でした。
一歩足を踏み入れると、そこには囲炉裏や昔の道具、当時の暮らしを感じられる空間が広がっています。
実際に訪れて感じた新倉ふるさと民家園の魅力をご紹介します。
歴史ある建物に出会える場所、それが「新倉ふるさと民家園」
新倉ふるさと民家園の魅力は、何といっても昔ながらの建物を間近で感じられるところです。外観だけでなく、建物の中に入ることで当時の暮らしぶりを体感することができます。
茅葺き屋根の家が昔の風景を感じさせてくれる

まず施設への入り口には「潜り門」という門があります。
昔ながらの格式ある家の門構えを再現するために新築されたものとのことで、門をくぐる瞬間から少し特別な場所へ来たような気持ちになりました。
ここから中へ進むと、目に入るのが大きな茅葺き屋根の主屋です。

こちらは「旧冨岡家住宅」を移築復元した建物で、約300年前に建てられたと推定される歴史ある住宅だそうです。
実際に近くで見ると、屋根の大きさや木材の風合いから、長い年月を大切に受け継がれてきたことが伝わってきました。
部屋ごとに昔の暮らしを想像できる
建物内部には、「ザシキ」「デイ」「カッテ」「ドマ」など、昔の生活空間が残されています。

特に印象に残ったのは「ザシキ」です。
3間四方の広い板の間に囲炉裏があり、日常の生活だけでなく、お客さんを迎える場所として使われていたそうです。
実際に座って眺めてみると、昔の家族がここで過ごした時間や、人が集まる温かな空間だったことが想像できました。
また、「デイ」は接客や冠婚葬祭などにも使われていた部屋とのこと。
部屋ごとに役割があり、昔の暮らしには細かな工夫があったことに驚きました。
新倉ふるさと民家園は昔の生活を体験できる場所
建物の中には、当時使われていた道具が展示されています。見るだけではなく、実際に近くで感じられることで、昔の暮らしがより身近に感じられました。
囲炉裏は今も現役

「ザシキ」にある囲炉裏は、この建物の中でも特に存在感があります。
現在の生活では囲炉裏を見る機会はほとんどありませんが、実際にその場にいると、火を囲みながら家族が集まっていた様子が自然と浮かんできました。
この囲炉裏は今も使うことができ、社会科見学で訪れた地域の子どもたちから特に人気なんだそうです。
昔の道具や手押しポンプで暮らしを体験できる

食事の準備をしたり、子育てなど日常生活を送ったりする「カッテ」には、昔の暮らしで実際に使われていた道具が並んでいます。
博物館などではガラスケース越しに見ることが多い昔の道具ですが、新倉ふるさと民家園では、近くで見たり、実際に触れたりできるところが印象的でした。

道具の形や大きさ、重さを感じることで、「昔の人はこれを使って毎日の生活をしていたんだ」と、当時の暮らしをより身近に想像できます。
また、敷地内には手押しポンプもあり、実際に動かして水を出す体験ができます。

今ではあまり見かけなくなった昔ながらの設備ですが、レバーを動かして水が出てくる様子は、どこか懐かしさを感じる瞬間でした。
子どもにとっても、昔の生活を楽しみながら知ることができる貴重な体験になると思います。
土間も印象に残った場所のひとつです。

昔は作業場や台所として使われていた空間で、土の床や柱の多い造りから、当時の人々が暮らしやすくするために考えられた工夫を感じられました。
新倉ふるさと民家園は地域の温かさを感じられる場所
建物や展示だけではなく、管理されている方々との交流も新倉ふるさと民家園の魅力です。訪れることで、地域の方が大切に守っている場所だと感じました。
サポーターの方との交流で温かさを感じられる
訪問した日は、ちょうど催しが終わった時間だったため、園内は静かでした。
その中で対応してくださったサポーターの方々は、とても明るく親切で、丁寧に説明してくださいました。

そんなサポーターの方が普段いる管理棟には事務室やトイレがあり、入口にはコマやけん玉、竹とんぼなど昔の遊び道具も置かれています。

子どもたちが昔の遊びに触れられる場所になっているところも素敵だと感じました。
催しを通して地域の文化に触れることができる

「デイ」と呼ばれる部屋にはイベントの写真も展示されており、地域の方々が交流を楽しんでいる様子が伝わってきました。
敷地内の畑では、サポーターの方々が育てている植物も見ることができます。

イベントで使用する綿や、うこん、唐辛子など、昔の暮らしともつながりのある植物が育てられており、建物だけではなく敷地全体で昔の文化を感じられる場所になっています。
今回は催しの時間に訪れることができなかったので、次回は開催日を確認して参加してみたいと思いました。
まとめ
新倉ふるさと民家園は、昔の建物を見るだけではなく、当時の暮らしを想像しながら楽しめる場所でした。
大きな茅葺き屋根の家、囲炉裏、昔の道具、地域の方々によって守られている温かな雰囲気。
普段なかなか触れる機会のない昔の文化を、親子で楽しみながら学べる場所だと思います。
歴史に興味がある方はもちろん、静かな場所でゆっくり過ごしたい方にもおすすめです。
和光市で少し特別な時間を過ごしたい休日に、新倉ふるさと民家園を訪れてみてはいかがでしょうか。
